6/13/2019

HUAWEI MediaPad M5 lite 10買いました

Nexus9がいよいよ壊れてきたので泣く泣く買い替えました。
なんでこのご時世にHUAWEIなんだと言われたら
「先行き不透明なドキドキ感」がよかったと言うしかないです。
超漢字とかBeOSにわくわくした頃の気持ちが少しだけよみがえってきたというか…
いつオシャカになって、いつニッチなユーザーが独自にカスタムROMを共有しはじめるのか、みたいなメジャーからアングラに転落しかねない危うさが魅力でした。

価格帯としてもそういう悪ふざけで買える程度の額というところもあり。
一切信用してなかったKirinもMediaTekよりマシなんだろうというところで納得しています。

使ってみた感想としては無難なタブレットでした。
性能は平々凡々で3Dバリバリのゲームは無理な感じです。
2Dゲーや、少し古めのスマホMMOの類はそれなりに動いています。
動画再生は特にストレスなくこなせています。
操作のレスポンスも近代的なAndroid端末といった感じで引っ掛かりや遅延みたいなものはありませんでした。

特筆すべきは液晶のキレイさと、4基あるスピーカーの音質ですかね。
液晶は非常に発色がよくてきれいです。NetflixやHuluといった動画配信サービスの利用が捗りますし、Kindleなどで電子書籍を読むのにも最適でした(本体が重いですけど)。
そういえばkindleアプリってkindle Fire以外でもMicroSDに保存できるようになってたんですね、期待してない部分だったので気づいたときは飛び上がるほど喜びました。


スピーカーはそれぞれのユニット自体は出力も小さい小型なもので、大したものでもないのですが、4基組み合わせてそれぞれに負担が少なくなるようチューニングされているせいか、しょぼいスピーカーにありがちなショワショワした音痩せや、大音量時の音割れもなく非常に良好な音質です。とはいえ個々のスピーカーの品質自体が良いわけではないので、ここはもっと高音が伸びるんだけどなーとか、本当はもう少し余韻が残るんだけどなーといった聞いていて「今一歩」という感想に繋がりやすいです。
音場感は良い方だと思います、疑似サラウンドなせいか音の広がりがあってよい。ソースによっては不自然になることもありますが


おまけでついてくるM-Penは別になくてもいい感じのものでした。
アプリの都合もあっていまいち出番がないですし、それほど高品質というわけでもないので。
おまけその2のケースはそれなりに重宝しています、ださいですが持ち運ぶわけではないので特に気になりません。

私は128GBのMicroSD付きで3万円で入手できたのでお得感もあり満足していますが
「M5最高!タブレットを買うならこれしかない!!」って程素晴らしい製品でもないです
安く売っていたら買って損することはない、という程度でした。
点数でいえば70点くらいです。

GPD Pocket長期使用レビュー

後継機や類似品が続々とでていますね。
GPD Pocketというプラットフォームが1つの様式として市民権を得たと思うと大変に喜ばしいことです。

製品のコンセプトや基本的な構造は変わらないというところで初代GPD Pocketの長期使用レビューを書いてみたいと思います。
後継機や類似品購入の参考になれば幸い。

まずは端的に良いところ、悪いところの箇条書きから

■良いところ
・軽い
・頑丈
・キーがそれなりに大きくて操作しやすい
・液晶がとてもきれい

■悪いところ
・液晶サイズが小さいため、どうがんばっても文字は見難い
・拡大率を大きくするとせっかくの解像度が台無し
・DELとBACKSPACEの位置が最低最悪
・Type-CのコネクタにバスパワーのUSB機器を繋いでも動作しないことが多い(認識すら危うい)
・省電力機能をすべてきってもUSBコネクタへの給電が断たれることがある(基板設計上の問題?)


次に各項目を掘り下げていきたいと思います
■剛性や重量、携帯性
適当なカバンに放り込んでそのまま持ち出せる気軽さ、ぎりぎり気にならない程度の重量というところが最大の美点です。それなりのスペックでフル機能のWindowsがこのサイズと重量で動くのですから素晴らしい。
MS Officeを入れてしまえばすぐにでも仕事につかえますし、そういったビジネスアプリの類は初代機でもサクサク動くくらいのスペックは持ってます。
実際に持ち歩いてみての感想としては、仕事の都合で社給のノートPC(それなりに重い)を持ち歩きながらでも、GPD Pocketが邪魔になることはありませんでした。

■操作系
トラックポイントがついていて、昔のThinkpadみたいにドリフト現象が起きたりすることもなく安定して動作しています。後継機や類似品では光学系のポインティングデバイスになってしまったようで残念。
キーボードはBACKSPACEとDELの位置が逆になっている点を除けばそれなりに打ちやすいと思います。CapslockとShiftの位置もちょっと嫌かな、Aと隣接していて打ち間違いが割と多い。
こういうちょっとした部分は最初すごく気になって苛立たしかったのですが、一度慣れてしまえば大したことはありませんでした。GPD Pocketのせいで変な癖がつくこともなかったです。

■液晶
元々はタブレット向けのIGZO液晶らしいのですが、発色も悪くなく高精細でキレイです。
ただWindowsという環境下ではやはりフォントが小さくなりすぎてしまったスケール100%だと見難い。かといって拡大率をあげてしまうとせっかくの解像度が台無しで、サイズなりの狭苦しい画面になってしまいます。
このあたりの妥協点を探すのが億劫でした、私は拡大率100%で顔を近づけて使ってます。

■拡張性
後継機や類似品ではMicroSDスロットがついたり指紋認証があったりいろいろですが、基本的には拡張性は殆どありません。数少ないUSBポートをやりくりする必要があり、それもバスパワーの機器はいまいち安定しないことが多いので外部電源がとれるUSBハブにいろいろ繋いで…といった使い方になります。そうなると荷物が増えるので、あれやこれやと買い揃えてみたものの結局USBメモリくらいしか使っていません。
HIDに関しては外付けしなくても使い物になるレベルですし。

■現在の使い方
私の今現在の使い方としては
・steamで買った2Dゲームで遊ぶ
・在宅時に舞い込んできたちょっとした仕事に(資料確認とか修正とか)
・勤怠管理
・物書き
・自宅サーバの保守作業
といった感じです
あくまでサブ機としてて活用している程度のものですが、非常に使い勝手がよく重宝しています。



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