1/30/2011

うちのOS変えた

最近の変更でいうと、GentooからUbuntuに変えて一年半くらい使ってて
26日にArch Linuxに変えた。

その理由としては、まずFSをbtrfsに変えてみたくなったのとpacmanとABSに興味があった。
あと最近Linuxの先端に疎くなってきているのを感じたので
新しめのkernelとミドルをイジる必要性を感じた(仕事柄もあって)。

まずArchの導入について、感想を言うと
すごく簡単だった。10年以上前に雑誌のオマケにLinuxが付いてた時期(VineとかLaserとか)に導入経験がある人間なら何の苦もなくできる。むしろ自動認識の技術が進歩したり、XもKMSとかHALあたりのおかげで凄く導入しやすい。
最近のUbuntuとかRedhatなんかと比べても手順もそんなに多くはない、ただインストール画面は素気なくて退屈。

デフォルトではbtrfsを作成できないので、CD bootしたあとプロンプトに落ちてから、setupを叩く前にnetcfgしてネットワークを繋げたあと、pacman -Syし、pacman -S btrfs-progs-unstableする必要がある(ちょっとbtrfs-progの名前は今しっかり思いだせない、progだったかprogsだったか…)
とりあえず、これでbtrfsを作成可能になる。

あとはfdiskでパーティション切ったあとbtrfsで初期化して、setupを実行、パーティションの作成と初期化の工程を飛ばせばそのまま導入可能です。

私はその手順ではなく、一度ext4で入れてからbtrfsにコンバートしてみた。
これも難無く終る。ただし、rootfsのパーティション(またはディスク)をbtrfs化するにはCD bootが必要。
変換のためにはbtrfs-progsが要るので、先の手順で落してから変換する。

構成はrootfsのsubvolumeは切らずにrootfsとhomeを別パーティションにして、各ホームディレクトリはサブボリューム化、rootfsのバックアップはrootfs配下にバックアップ格納用サブボリューム(/.rootfs_bk)を作って、その中にスナップショットを格納するようにした。tmpもバックアップされちゃうけどまあいいという事にする。rootfsはsubvolume化するメリットが見付からないのと、rootfs配下の各ディレクトリ全部をサブボリューム化するメリットも特に見付からなかった。よってこの構成。

私が色々と困ったポイントを挙げておく(勘違いしていたのもあるけど)
・領域のサイズ変更はファイルシステム単位でサブボリュームには適用できない(ユーザーディレクトリのquota的な目的には使えない)
・サブボリュームはあえてマウントしなくてもいい(作った時点でマウントされてる、mountコマンドでもmtabでも見えないけど)
・あえてmountしてもいいし,fstabに書いてもいいけど、dfとかでは個別に取り扱われず元パーティションの情報そのまんま出てくる
・dfやmountやその他APIやツールがbtrfsのサブボリュームっていう概念にまだきちんと対応してないので色々と不便(上位のパーティションと同じ情報しか持ってこれない)
・マウントオプションを間違えて(subvolをsubvolumeとか書いちゃって)もエラーにはならず正常終了する、その時はマスターボリュームがdestにbindされる。たぶんmount側での対応がまだでエラーチェックされてない。サブボリューム名を間違えたときは「正しいブロックデバイスではない」と表示される。

あれっと思った部分はいくつかあったけど、結構快適だしスナップショットは便利。安定度も個人で使ってるぶんには不満はない。ただしオンラインリサイズしながら大量の「移動」をしてるとカーネルパニックを起したりする。過負荷は禁物なのか、それとも低いレイヤにアクセスしてる最中に何かすると安定しないのか。まあ普通に使う分には問題ない。



Archそのものの感想としては、結構良いディストリだと思う。システムの見通しもいい。ただ、他のディストロだと快適に使うために予めやってくれてるようなカスタマイズやパッチ当てをあえてしないらしく、ちょっと遅いかなと思う部分もあった。そこらへんの改善メモを遺しておく。

sysctl.confに下記を追加
vm.swappiness=20
vm.vfs_cache_pressure=50

あとkernel 2.6.38で取り込み予定の、噂の高速化パッチと同等の機能を加える変更もいれとく
Archの場合は、rc.localに
mount -t cgroup cgroup /sys/fs/cgroup -o cpu
mkdir -m 0777 /sys/fs/cgroup/user
echo "/usr/local/sbin/cgroup_clean" > /sys/fs/cgroup/release_agent
と書いておく。

.bashrc(ここはログインシェルの同等ファイルに合わせて読み替えて)



if [ "$PS1" ] ; then
           mkdir -m 0700 /sys/fs/cgroup/user/$$
           echo $$ > /sys/fs/cgroup/user/$$/tasks
           echo "1" > /sys/fs/cgroup/user/$$/notify_on_release
fi

と書く

/usr/local/sbin/cgroup_clean を以下の内容で作る(実行権限も与える)
#!/bin/sh
rmdir /sys/fs/cgroup/$1

とりあえずこれで快適、かなり速くなった。今まで色々つかってきたけど、今回が一番高速に動作してるかもしれん。

これでshellから何か実行したときは、特別なスケジューリングがなされる。
(どういう原理なのかはcgroupのドキュメントを見ればわかる、けど私はまじめに読んでないんので知らない)

あとGUI上で何でもかんでもに適用したい場合は、xprofileにmkdirとechoの3行だけ書き足せばOK。
あんまりローレベルすぎる部分に仕込みまくるのは逆効果っぽいので、xprofileまでにしとくのが無難。

Arrowをしばらく使ってみて その2

分離の良さは前回書いた通り

音の特性にクセはないんだけど
音場にクセがあるように感じる

立体的な音場なのはいいんだけど
・左右の位置はとてもいい
・奥行感はあまりない(次の項と関連する)
・奥行より上下(それも斜め)が強い
中音域と人の声が額より若干前かつ、やや斜め上にある。ボーカルは中心よりほんの少しだけ右にある。
低音域は耳から肩の付け根に向かって斜め後ろ側から鳴る。高音域は左右からくる、そんな感じの配置(もちろんヘッドホンなどによって差異はあると思う)

このボーカルの配置に独特なものを感じた。悪いとは思わないが、不思議な聞き心地になる。ちなみにバックコーラスは左斜め後ろから聞こえたり、ボーカルの位置からみてやや左側からくる。ここらはきっとミキシング時の影響による部分なんじゃないかと思うんだけど、確かめようがないので何が原因で違ってくるのかはわからない。

これらの音源配置は割とがっちりしてて、ソースによってブレない。唯一のブレ要素はバックコーラス。

かなり変ったアンプだと思う。何を選ぶかっていうと、やっぱり聞き手を選ぶんじゃないかな。
ソースは色々ためして得手不得手があるのはわかったが、苦手分野と言われてるHR/HMもとりたてて変な鳴り方でも貧弱でもなかった。それどころか、結構良く鳴る。ただ音源の配置に個性があるので、人によって好みは別れそう。

すごいアンプ なのは間違いないんだけど、良いアンプかって言われると微妙。

1/27/2011

arrowをしばらく使ってみて

定位の問題は慣れのせいかも

某所にあがってる剛力アンプとかってレビューがあまりにあてにならないので簡単に特徴を書いてみる


まず最も印象が強いのが分離のよさ

点音源と言われてるけどちょっと違う

単純に左右チャンネルの分離がいいだけ

凄まじいステレオ効果なのであたかも点音源のように錯覚するんだと思う

ただソースによってはその分離がよすぎるせいで音に酔う 聴き疲れなんてもんじゃなくて気持ち悪くなる

特にモニター用ヘッドホンなんか使ってると顕著。あえてヘッドホン側の性能落としてやったほうが聴きやすくなる

音の伸びは悪いんじゃなくて味付けしてないんじゃないかと思う

ハウジングに余裕のあるヘッドホンで聞いてる限り不足は感じない

もうすこし詳しい話はまた次回

1/15/2011

Arrow の バグ

G3の話

どうもバスブーストに変なクセがあるようだ
最初はクロスフィードかと疑ったんだけど・・・

具体的に言うとバスブーストを有効にすると
ソースによっては定位が狂う場合がある。
中音域がやや右に寄る(減衰はしてないとは思う)。
このせいでかなり気持ち悪い感じに。


ちなみにまったく影響しないソースもある。
うーん 鳴りのいいバスブーストだけに残念だ

arrow届いたよ


やっとArrowが届いたので開封直後レビューというか感想を

今回入手したのはArrow G3です


巷のレビューを見ると評価が極端に割れているように見えるんですが
私は諸手を挙げて大喜びするほど凄いアンプとは思わないし
逆に褒めちぎられてるのを気に入らないのか妙に批判的な感想を述べている人ほど、Arrowはダメとも思わない。

Arrowで良くも悪くも評価の対象となっている部分について、ここで言及してみたいと思います。
■低音の薄さについて
音圧が乏しいと言われますが、結構な量が出ていると思います。
ハウジングがビビるほどにボワボワと鳴る環境に慣れている人からしたら物足りないかもしれませんが
「低音が貧弱すぎる」という評価に繋がるようなものではなかったです。
制動性にしろ応答性にしろ、かなり高い水準にあると思えます。すっきりはっきり鳴るタイプです。
密閉型ヘッドホンなんか聞くと、より良いかもしれません。

■高音域の伸びについて
ダメダメというほど悪くはない、普通だと思うが。

 ■解像度、音場、定位、分離
解像度はスゴいとは思えない。音場感も格別すごくもない。
定位は安定はしてるけど、なんだか居心地の悪さを時々感じる。
音の分離に関しては素晴しいという他ない。

■音質面全体的に
一聴してビックリするほどの個性はない。強みも弱点も無いタイプだと思う。
よく言われるキレの良さですが、分離の良さが寄与したものだと思います。
Arrowの最大の良さは分離ですかね。

■使う上での工夫
バスブーストはかなりのモノです。低音域の音圧を稼ぎたい人は是非。このバスブーストはかなり良いものだ。
ゲインと抵抗値はヘッドホンなどに合わせて設定をイジっていこう。
クロスフィードは1段階目の方がクセない。2段階目にするとソースを選ぶようになる。
ゲインは出来るなら低めで調整したほうがいい。

■総評
思っていたよりダメでもなければ
何ヶ月も待つ程良いものでもない。
値段で考えると、およそ2万数千円になるわけですが
その中堅クラスの価格帯の中では良い方だと思います。
ただ正直期待が大きすぎて肩透かしされた感はあります。
叩いてる人も期待値が高すぎたんじゃないかなぁと邪推してみます
良いアンプだけど革命的にすごい製品だってわけじゃないです。
ハズレ感は無いです。けど大当りでもない。

1/09/2011

AKG K272HD 1年経って

前回 のレビューでは購入早々でのレビューでした。今回は十分にエージングが済んだ状態でのレビューとします。
一年と十数日、一日2〜3時間の使用ですので充分ですね。
前回と併わせて御読みください。

前回問題としていた、高音域のキツさ、ハイハットやサ行の問題は使用から3ヶ月ほどで解消されました。
やはり単純に慣らし具合の問題だったようです。今ではかなりマイルドに、それでいて細く艶やかな良さは失われず、非常に良質な高音鳴らしてくれます。


解像度や分解能に関しては特に変化はありません。音場も定位も相変らず。再現性にも変化なし。
このあたりは製品としての安定性を感じます。

低音域の出具合ですが、以前の小気味良さに加えて、より柔軟で弾力性をもった音を出すようになりました。
なんとも形容しがたいのですが、低音域の良さをいくつかに分類すると響き、伸び、張り、音圧があるかと思います。
そこに旨味のような要素が加えられたと思います。響きや伸びは相変わらず乏しいのですが、振動板が柔くなったのかレスポンスは変らず懐が深くなった感じがします。表現力が若干ですが上っているように感じました。


エージングが進む=劣化も進むということになりますが、今のところ壊れる様子はありません。
イヤーパッドやヘッドバンドもへたりはなく、ハウジング部分にもネジの緩みやハンダ剥離は無さそうです。
北海道では夏と冬に非常に温度差があり、季節の変わり目には非常に機械が壊れ易いのですが、K272HDは耐えてくれているようです。まだまだ元気。

聞き続けていれば耳が慣らされていくというのも当然ありますが、音の傾向はかなり好みの物になりました。
Arrowが届いてどう化けるかが楽しみです。

WSKY Bluetooth 5.0 トランスミッター レシーバー買いました

安くレシーバーモードでapt-x HDが使えるものというと非常に限られますが そのなかで高音質と評判のよかったものをということで購入しました。 音質は安いなりですね、apt-x HDで接続されている状態でも元がなんであれ痩せた音になります。 SBSにしか対応していない...