やっとArrowが届いたので開封直後レビューというか感想を
今回入手したのはArrow G3です
私は諸手を挙げて大喜びするほど凄いアンプとは思わないし
逆に褒めちぎられてるのを気に入らないのか妙に批判的な感想を述べている人ほど、Arrowはダメとも思わない。
Arrowで良くも悪くも評価の対象となっている部分について、ここで言及してみたいと思います。
■低音の薄さについて
音圧が乏しいと言われますが、結構な量が出ていると思います。
ハウジングがビビるほどにボワボワと鳴る環境に慣れている人からしたら物足りないかもしれませんが
「低音が貧弱すぎる」という評価に繋がるようなものではなかったです。
制動性にしろ応答性にしろ、かなり高い水準にあると思えます。すっきりはっきり鳴るタイプです。
密閉型ヘッドホンなんか聞くと、より良いかもしれません。
■高音域の伸びについて
ダメダメというほど悪くはない、普通だと思うが。
■解像度、音場、定位、分離
解像度はスゴいとは思えない。音場感も格別すごくもない。
定位は安定はしてるけど、なんだか居心地の悪さを時々感じる。
音の分離に関しては素晴しいという他ない。
■音質面全体的に
一聴してビックリするほどの個性はない。強みも弱点も無いタイプだと思う。
よく言われるキレの良さですが、分離の良さが寄与したものだと思います。
Arrowの最大の良さは分離ですかね。
■使う上での工夫
バスブーストはかなりのモノです。低音域の音圧を稼ぎたい人は是非。このバスブーストはかなり良いものだ。
ゲインと抵抗値はヘッドホンなどに合わせて設定をイジっていこう。
クロスフィードは1段階目の方がクセない。2段階目にするとソースを選ぶようになる。
ゲインは出来るなら低めで調整したほうがいい。
■総評
思っていたよりダメでもなければ
何ヶ月も待つ程良いものでもない。
値段で考えると、およそ2万数千円になるわけですが
その中堅クラスの価格帯の中では良い方だと思います。
ただ正直期待が大きすぎて肩透かしされた感はあります。
叩いてる人も期待値が高すぎたんじゃないかなぁと邪推してみます
良いアンプだけど革命的にすごい製品だってわけじゃないです。
ハズレ感は無いです。けど大当りでもない。
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