まだバーンインが済んでない状態につき
買ったばかりについて述べています
音場は各所のレビューにある通りやや狭い
DAPやアンプに左右されるという内容ではなく
単純に狭い。完全に脳内定位です。ありがとうございました。
ただ、脳内とはいえ各音域の定位はきっちりとしてブレないので
聴いてて嫌な感じはしない。こじんまりとしつつ明瞭である。
音に包まれる感じは少なからずして、心地良い陶酔感をもたらしてくれます。
定評ある高音域はエージングが進むまでの間はソースによっては
かなりキンキンする。サ行が強烈に刺さる感じ。
サ行を含むシャウト、およびハイハットの強打は辛いものがある。
ただそのポテンシャルは非常に高いことは今のところでも感じてて
上記のような強烈な音以外、例えばバイオリン等の弦楽器や
女性ボーカル(ソプラノ)は非常に艶がありのびやかで美しい音色。
大概にしてこのキンキンはエージングにより丸くなるので今から楽しみです。
分解能は高く、一音一音が非常に鮮明。このレベルの製品が2万未満で
入手できると思うと良い時代になったなと感じます。
総じて言うと、かなり良い製品だと思います。
自分はSONYのMDR-Z900からの移行ですが、違和感は感じませんでしたし
確実にレベルは上ったなと感じました。
比較論で言えば、このK272HDは低音の出が弱いと言われがちですが
ブーミーじゃないだけで、実はかなりしっかりと張りのある良い音が出ています。
密閉型にしてはこもらず鳴るタイプですので、ボワつかない=低音弱いと
短絡的に見られてるんじゃないかなと思います。ただブラストビートのような
バスドラも高速で打ち鳴らされるようなところだとメリハリは感じますが
ちょっとパワー不足を感じました。かなり極端な例な気はしていますが
その極端さをもって「ちょっと弱いかな」と感じる程度で
同価格帯の製品、またはドンシャリで定評のあるMDR-Z900と比べて
弱い=劣るかと言えばNOでした。出方が違うだけです。
MDR-Z900はブーストしてる感じでブーミーさがあり、K272HDはメリハリを重視した感じ。
しつこくこもらないのでキレを感じる分、より音の見通しがよくなります。
まあ、好みがあるのでなんとも言えませんが、ブーミーさもなかなか良いんですけどね。ノリが良くて。
ただキレがなくなりがちで、こもるせいか他の音が埋もれてしまうのが私的にあまり好きではないので
K272HDの傾向は好きです。こちらはこちらで小気味良いノリがあり聴いていて楽しい。
ジャンルはソツなく何でもこなせると思いますが、私はブルースかオーケストリックな曲をオススメします。
EPICAなんかは十八番な感じがしました。
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