headphone ampにハマりまくってる今日このごろ
fiio E5を買ったのがきっかけでした。
ステップアップを考え下記を購入
http://www.penguinamp.com/
入れ物がミント缶というなんともチープな作りですが
中身は非常にハイレベルかつハイセンスな設計でした。
パーツがいい、とくにボリューム。
iBassoを代表とする同価格帯の安物はどれもボリュームがショボくて
ギャングエラー持ちの個体が散見されますけど
PenguinAmpは同程度の値段にして高精度かつ滑らかな動作をする良い部品が使われてます。
音質に関しては好き好きですけどね。
私は非常に気にいってます。広くはないですが非常によくまとまった音場で
聴くジャンルを選びません。output先の性質もそれほど細かく選ばないでしょう。
特性としては低音高音域にハリとツヤがでます。ブーストされるような安っぽい感じじゃなくて
厚みより弾力、音圧より伸びといった感じ。
AKGのK272HD系の低音はしょぼいが高音が綺麗なヘッドホンと組み合わせると
弱点を補いつつ個性を伸ばせるような気がします（今手元にないので検証できませんが）。
ちなみにブーストもできます。ためしてみたところ、下品なブーストではなく非常にアナログちっくな
音質になりました。低音域の空気感が増した感じ。オープンエアなヘッドホンなら常時High指定でもいいかも。
クロスフィードは微妙でした。悪影響もなく気のせいレベルでの改善も感じられず。
まあナチュラルにするのが目的の機能だからそれくらいがいいのかも。
あんまり安物だと(fiioとか）音場の設計なんかされてないようなもんだし
ケーブルがよくてもソースがよくても、ヘッドホンがよくても行きつく先は聴き疲れなんですけども
このクラスの製品になると製作サイドの工夫が感じられる作りになってきて
低コストでどこまでやれるかみたいな設計のセンスとかパーツの選定のセンスとか
お金絡みの妥協点とか、色々な工夫の末にここに辿りついたんだなーと感じる面白味があって良いです。
まさにプアオーディオの極地といった趣。
ちなみに今はSONYのMDR-Z900で聴いてるんですが
すさまじく活き活きとした低音を聴かせてくれます。
ボワついたり籠るような低音じゃないです。はじけるようなハリと瑞々しさがあります。
もともとドンシャリなヘッドホンなのでどうも疲れますがw
これはヘッドホンにかなりクセがあるからでしょうね。モニタ用のくせにかなり低音と高音がブーストされる。
直挿しで聴いていたときは籠ったり伸びきらない感じだったり時に下品にも聴こえていたんですが
Penguinのおかげで下品さや出きらないフラストレーションが解消されています。
これが本当のこいつの性能だったんだなーと気付かされた感じ。
ちなみにこんなでも中音は埋もれたりしません。そこに驚きも感じました。
なかなかやるのーと感心しきり。たかだか1万数千円でここまで変るなら試してみる価値あると思うよ
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