8/25/2014

Winタブ、Androidスマホ、Chromebook

このあたりが個人的に今後数年のトレンドになると思う
手に持って指先で使えるPCとしてWinタブ
多機能スマートフォンとしてのAndroidスマホ
そしてChromebook

今回注目したいのがChromebook
今はあくまでGoogleサービスとChromeを高速快適に使える端末、という程度しかないけど
これの可能性としてはプライベートクラウドとかビジネス向けGoogleAppsとの連携だと思う

パソコンでお仕事=MS Officeで文書作成
というのがまるで100%そうであるかのように言われるんだけど
これは半分正解で半分間違い
もちろんどこもかしくもMS Officeは使っている
いるんだけどそれだけじゃなくて、業務アプリというものが存在する
会計とか事務とか定型的なものを簡略化したり、特定業務に特化したアプリケーションを
古いものでいえばNotesとか、Javaサーブレットなんかで作りこんでアプリ化する
この手のメリットは汎用的なアプリケーションと違って特定業務に特化させて
効率化できる(フォームのココとソコにアレを入力すると、特定様式の請求書になって出てくるとか)
同時に手順化しやすくPCに習熟していなくてもアプリのスクリーンショットと、クリックすべき場所、入力すべき場所を赤枠の四角や丸で囲って説明した資料を渡せば事足りるというメリットがある。

そういった「業務アプリ」のインタフェースとしてChromeBookが使えるようになるとかなり便利。
今で言えばシンクライアント端末とキオスク的なVDI環境でやっているようなことを
HTML5とJavaScriptをインターフェースにしてサーバサイドは適当なAPサーバでも仕立ててアプリ化すれば中間に入れてた(VDI相当の)環境は不要になる。
ChromeBook自体は本体にほとんど何も持っていないし、ストアへの接続を制限すればほとんどシンクライアント端末と変わらない(多少のストレージ領域はあるけど)。

ChromeBookを起動してイントラサーバに接続、業務アプリを立ち上げてお仕事という感じ。
もちろんこれはPCでも出来ることだし、今まででも出来ていたことなんだけれど
「PCの管理」というのは企業にとっては非常に煩雑でリスクが多い
だからシンクライアント化やデスクトップ仮想化と集約管理なんてものが出てくるんだけど
VDIサーバの構築にしろ運用にしろは大変だし、プロビジョニングサーバやAD連携なんかもきちんとしていかないとあまり意味のないものになる。必然的にサーバサイドが大規模化しやすいし、いかんせんインフラ部分だけで見てもトラフィック量もデータ量も多くて器機自体が高くなりやすい。高性能な器機が必要だし、多数のサーバをできるかぎり冗長化しないとダウン時の業務停止リスクも増える。VDI環境上もきちんとグループポリシできっつきつに縛って好き勝手できないように厳しくしなければならないし、ユーザーデータの保管やユーザープロファイルの整合性(リモートから配布するサーバに回収する云々)もきちんと保つためにはきちんとした運用設計が必要、想定外の適当でいい加減な使われかた(電源ブチ切り)とかにも弱いし使用中のサービス停止にも弱い。Windowsアップデートどうする、ディスクイメージの更新どうする、人事異動や部署改編への対応やその際の運用どうするこうする、実際のものに当てはめると考えなきゃいけないことや明文化しなきゃいけないことは無限に広がる。

そんなものをずっと面倒みるよりは、単にAPサーバDBサーバがいて、専用に開発されたアプリがあって、ブラウザからログインすればそれが使えるという具合が一番楽。

そういった用途に使える道があるなら日本でもバカ受けすると思うんだよねChromebookって。下手なシンクライアントよりもズッと安いし、Chromebook自体のハードウェア的なインタフェースはありきたりなノートPCと変わらないしね。APサーバ上の業務アプリを使うという観点で言えば、操作性や使い勝手はアプリ依存でOS非依存だからOSなんてなんでもいいし、そういう市場にはSE会社の介入ありきで需要は産まれうると思う。

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