3/30/2015

Winタブが届くまで暇なので

Winタブに思いを馳せることにします



以前にWinタブはモバイルPCの究極系と書いたことがあるんですが
あれからしばらくの間買わずに展示端末を触るだけの日々が続いていました

そんな中でも感じることがあったのでいくつか書いていこうかと
…ただの雑記です


 タブレット!といえばiPadかAndroidタブが当たり前な感じですが
第三勢力としてのWinタブはどうなんでしょう、というのがお題目


既成概念についてもいくつか言及する必要があると思います
まずタブレットというと電話ができないか、電話には使いたくない感じのスマホのでかいやつというので大体正しいと思います
細かいことを言い出すと色々と違うのですがざっくりとそんな感じ
OSが同じならスマホと操作方法も変わりませんし、大画面な分見やすくて操作もしやすいです。大型なのでバッテリ持ちもスマホより良い場合が殆どですし、エンタメ端末としてはスマホよりも使い勝手がいいでしょう。
 これもタブレットの一面にすぎませんが、全部書いてもきりがないのでこんな感じで。

じゃあWinタブは?というとAndroidとかiPadとは似ているようで結構違ってきます。
出自の違いとでもいいますか、iPadもAndroidもその出自はスマホです、当然ながらタッチ操作ありきで設計され開発されていますし、指で触れて操作するというのが大前提なので何もかもがタッチ操作を基準に作られています。もちろんマウスやキーボードも使えますが指操作を基準にして作られているのでマウスだとまどろっこしいです。
Winタブはご存知の通り出自はパソコンです、それにタッチ操作可能なインターフェースを付け加えたという形になります。
OSとしての歴史はiPadやAndroidよりも断然深いにもかかわらず、「タッチ操作」という観点でいうとまだまだ熟れていません。WindowsMobile時代は指でタッチする事も可能ではありましたが、感圧式が当たり前でスタイラス操作を前提としていましたし
AndroidやiPhoneが流行しだすあたりからやっとHTC等でスワイプ操作などが可能な端末がでてきた感じです。それもWindowsMobileの機能というよりはメーカーカスタマイズの賜物というべきもので、操作性とかOSとの一体感という観点ではあまり褒められたものではありませんでした。

完全なタッチ操作にネイティブ対応したのはごくごく最近です。
タッチパネル対応という点では昔から対応はしていましたが(キオスク端末や一部の法人向けノートPC等)、マウスカーソルでやる操作を無理して指で操作するというレベルのもので、UIと統合させたうえで一般ユーザーにむけて広く提供しだしたのはWindows8からになります(キオスク端末などはアプリの作りこみで操作性の難を吸収する感じでした)。

 回りくどくなりましたが、iPadやAndroidは生まれつきタッチ操作を前提にして作られているので指での操作を行うにあたって統一感がありわかりやすくなっていますが
Winタブはそういったタッチ操作の先達には遠く及んでいない感じです。

「じゃあタブレットとしてどうなの?AndoroidかiPad買えばいいってこと?」
必ずしもそうでもなくて、冒頭で書いた通りモバイルPCの究極系だと私は思っています。
一昔前でいうとモバイルPCは「小さくて軽い代わりに拡張性がなくて大型ノートPCやデスクトップと比べると非力」というのが当たり前でした。
今でこそ性能格差はそれほどなく、画面サイズとか拡張ポート数の違いだけで選んでいける感じになってますが、どんなモバイルノートも結局は「ノートPCのサイズ感や重量」を下回ることはできないんですね。かばんに入れればかさばって「ノートPCを持ち運ぶためのかばん」にされてしまいますし、広げたらノートパソコンを置くスペースを要するわけです。
(完全に手持ちで操作するにはUMPCもやや大きいですし)

そこでWinタブだと思うんですよね、モバイルPCよりも拡張性が乏しく性能も貧弱でユーザーインターフェースもより限定的なかわりに軽い。
両手でも持って使えるパソコンというのがWinタブなわけです。
iPadもAndroidタブもパソコンの真似事のようなことはいくらでもできますがパソコンそのものにはなれません。
システムが既成のパソコン資産を引き継げるのであれば別ですが、タブレット用のアプリとタブレット用の環境というのでは中々そうはいかない。

極端にいうと、iPadにキーボードとマウスをつけてもつけなくなくても使いみちはiPadのままで、毛が生えた程度にしかなりませんが、Winタブにそれらをつなげると低性能ながらも軽量小型なミニノートPCになります。性能さえ我慢すれば本物のMS Officeも使えますし、パソコンと全く同じアプリを動かすこともできます。
iPadにもAndroidにもexcel互換アプリはありますし、MS純正のモバイル用MS Officeもありますが、フル機能のexcelで作成したマクロや数式盛りだくさんのファイルはきちんと動きません。パワポでもワードでも同じことです。
WinタブにつくOfficeはフル機能のMS Officeですから当然見るのも作るのもなんの問題もない。

AndroidはLinuxアプリを動かすこともできなくもないですが結構な労力が必要ですし
iPadはMacOSXのアプリをそのまま動かすことはできません、iOSでそれっぽい別物を作る必要があります。
Winタブは、Windowsアプリが動きます。 これは大きな違いです。

エンタメ端末とかWebサービスに対するクライアント用途という点ではiPadやAndroidの方がずっと使いやすいのですが、タッチ操作に難があるにしてもWinタブがもつ他にはないメリットとして「Windowsアプリが使える」というのは何ものにも代えがたい魅力があります。
(そのかわり、という言葉が適切かはわかりませんがModern UIを前提にしたストアアプリは数が少なく出来栄えもアレな感じです、マウスキーボードありきで考えるなら優秀、タッチ操作しかしないならイマイチどころじゃない感じ、デジタイザ対応ならいざ知らず指だけでの操作は拷問です)
 
非力でいい、使い方は割り切りで考えるから軽量小型な「パソコンがほしい」ならWinタブ以外の選択肢はないです。非力とは言うものの既存の他のタブレット端末と大きく差があるわけでもないんですけどね。かつてのUMPCよりはずっと快適です。

もう少し言うと、iPadやAndroidとは競合しないような気もするんですよね
「タブレット」としてくくるからおかしい
「単体ではタッチ操作しかできないUMPC」と思うとしっくりくる
日常生活のなかでパソコンに求めるハードルが低ければ低いほど
WinタブとiPadかAndroid端末を持っていればいいんじゃないかなと思える。
(パソコンいらない、というならAndroid端末だけでもいいかなという感じ)

一昔前の母艦とモバイル機という考え方においてもWinタブは優秀です
タブレットといいつつPCですから。かつてのハンドヘルドPCとかPDAみたいな、なんちゃってWindowsとはわけが違います。クライアントとして気を遣ってあげなきゃいけない異種OSでもありません。そのままのWindowsです、遅いだけ。  

No comments:

Post a Comment

WSKY Bluetooth 5.0 トランスミッター レシーバー買いました

安くレシーバーモードでapt-x HDが使えるものというと非常に限られますが そのなかで高音質と評判のよかったものをということで購入しました。 音質は安いなりですね、apt-x HDで接続されている状態でも元がなんであれ痩せた音になります。 SBSにしか対応していない...